季がさねの物語
〜奇跡の源泉と伝統の料理〜
片山津温泉
源泉にいちばん近い特等席。
藩主が愛した名湯の、純度を浴びる。
日に七度その色を変える柴山潟のほとり。
ここ『季がさね』は、片山津温泉の源泉に
最も近い場所に佇む隠れ宿です。
江戸の昔、大聖寺藩主・前田利明公が
湖底に湧き出る熱き湯を見つけて以来、
長きにわたり守り育てられてきた恵みの湯。
滾々と湧き出る「源泉元湯」の
圧倒的な湯量と純度を、
余すことなく
身体で受け止める贅沢な時間が、
ここにあります。
〜片山津温泉の歴史〜
不屈の情熱が紡いだ
「幻の湯」
二百年の時を経て結実した、
湖底から湧き出る奇跡の源泉。
片山津温泉の歴史は、1653年に大聖寺藩主 前田利明公が柴山潟の水面に群れる水鳥を見つけ、湖底に湧き出る温泉を発見したことから始まりました。しかし、水中にある湯源の確保は困難を極め、藩費を投じた何度も及ぶ工事も、自然の荒波の前に阻まれ続けました。
この名湯を、何としても人々の癒やしに――。
先人たちの不屈の情熱により、明治時代に松材三万本を用いた大規模な埋め立て工事が成功。ついに人々がその恩恵に授かれるようになったのは、発見から実に二百年が経った頃でした。当館は、その先人たちが命がけで拓いた「源泉」のすぐ傍らで、歴史のぬくもりを今に伝え続けています。
加賀料理
江戸の昔、大聖寺藩の豊かな食文化が
花開いた加賀の地。
ここ『季がさね』でお届けするのは、
単なる華やかさだけではなく、
歴史と風土が
美しく折り重なる伝統の加賀料理です。
日本海の荒波が育んだ一級品の海の幸、
白山の清流とはぐくまれた瑞々しい加賀野菜。
料理長が厳選した滋味深い食材を、素材の息吹
そのままで伝える確かな技法で仕上げます。
悠久の時が磨き上げた名湯とともに、
この地ならではの美食の記憶を、
ゆっくりと心に積み重ねてみませんか。
〜加賀料理の美学〜
歴史と器のストーリー
大聖寺藩の洗練が息づく、
器と料理が織りなす「重ねる美学」。
九谷焼と山中漆器の贅沢
加賀百万石の支藩として独自の文化を育んだ大聖寺藩。おもてなしの心から生まれた鮮やかな「九谷焼」や、職人の精緻な技が光る「山中漆器」は、料理を引き立てる最高の舞台です。
五感で愛でる伝統の調和
当館では、一皿ごとに器の選定からこだわり抜いています。器の色彩や手触りと、料理が織りなす美しい「重ね」を、五感すべてで愛でる贅沢な時間をお楽しみください。
歴史の湯のぬくもりと、
美食の記憶に触れながら、
ときをかさねるひとときを。